今年の夏は、全国におよそ1100カ所ある海水浴場のうち、去年と同じく40%ほどが新型コロナの影響で開設しないことを決めています。愛知と三重の主な海水浴場について調べました。

 愛知県では、知多半島の南知多町にある「千鳥ヶ浜海水浴場」、美浜町の「小野浦海水浴場」、常滑市の「りんくうビーチ」は利用できます。蒲郡市の「西浦温泉パームビーチ」も利用できます。

 愛知で唯一、無人島での海水浴ができる三河大島海水浴場は、去年は海開きしませんでしたが、今年はしました。ただ利用時間が限られています。例年は午前9時から午後5時まででしたが、今年は今のところ送迎船を往復で1本に減らし、午前10時から午後4時までにするということです。

 田原市の「ココナッツビーチ伊良湖」など市内3カ所の海水浴場は、去年に引き続き今年も休業します。

 三重県は、津市の「御殿場海水浴場」、紀北町の「和具の浜海水浴場」は利用できますが、鈴鹿市の「千代崎海水浴場」「鼓ヶ浦海水浴場」、伊勢市の「二見浦海水浴場」は去年同様、休業を決めています。

「コロナが続き、解放感味わいたい」海開きした海水浴場に“夏満喫”の姿 海の家は感染対策の一方で不安も

 海開きしていない海水浴場は、ライフセイバーがいなかったり管理する人が不在だったりするため、水上バイクなどのマリンレジャーと遊泳場所の区域があいまいとなり、事故が起こりやすいなど安全面に懸念があります。

 海上保安庁は、適切に安全管理される開設されている場所で、海水浴などを楽しんでほしいとしています。