コンビニの「ローソンストア100」は25日に、1品100円のおせちを発売します。すべて買っても税抜き4000円で豪華な五重のおせちになります。

 最近では、税抜き200円のウインナー弁当や、ミートボール弁当を手掛け評判を呼んでいる「ローソンストア100」。

 年末年始に仕掛けたのが「おせち」です。

ローソンストア100の担当者:
「100円おせちは、どれでも1パック100円でお好きな物だけ選んでいただける商品になっております」

【画像で見る】『100円おせち』がコンビニに アワビまであり全40種でも“4千円”

 その名も「100円おせち」。王道の伊達巻や黒豆に、味付け数の子や合鴨まであります。さらには高級食材のフグやノドグロを使ったかまぼこまで。

ローソンストア100の担当者:
「今年は過去最多の40種類を取り揃えております」

 トップ画像のおせちは、1つ100円の商品全て40種類を盛り付けたもので、税抜きで4000円。実は10年ほど前から販売を始めていて、去年は合計230万食売った人気商品です。

 今年は新たに超高級食材も登場しました。

ローソンストア100の担当者:
「こちらの味付けアワビでございます」

(リポート)
「とても柔らかくて味も中までしっかりしみていて、とても100円のクオリティとは思えません」

 おせちを100円で販売できる理由を担当者に聞きました。

ローソンストア100の担当者:
「例えばオフシーズンの工場を使うですとか、あとはサイズや形が不揃いの物も全て使うとか、一括大量買い付けすることで100円が実現しています」

 例えば栗きんとんは、ゼリーや水ようかんを作る工場の閑散期である秋や冬に製造。パックもゼリーに使うものを流用しています。

 他にも、くるみの甘露煮は粒を揃えずにロスを少なくしたり、ひとつのおせちを1社に大量発注してコストダウンさせたりするなど、細かい努力を重ねて100円おせちを実現させたといいます。

 アワビは、コロナの影響で取引が減った卸業者からお値打ちに買い付けたり、価格が高騰する中国の旧正月が終わり、価格が安くなる春に大量に買い付けたりすることなどで実現しました。

 この「100円おせち」は25日から、全国のローソンストア100で販売されます。