気候が穏やかになり、春うららという言葉がふさわしい季節に…どころか、日当たりのいい場所では暑く感じるほどの陽気が続いています。地域によっては夏日を記録したところもあります。

 そんなこの時季に気を付けたいのが、春の“熱中症”と“脱水”です。両方とも夏のイメージが強いですが、まだ春は体が暑さの準備ができていないため、油断禁物です。

 突然、寒い冬から暖かくなると、暑さに対応するための体温調整機能である“暑熱順化”ができていない状態となります。汗をかいて体を冷ます機能が不十分なため、熱中症になってしまう事もあります。

 また、朝晩の寒暖差が大きいことも、熱中症にかかる原因になると言われています。

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 対応策ですが、まずは熱中症予防の基本、水分補給です。のどが乾かなくても、こまめに水分を取るようにしましょう。特にお年寄りの方は、汗をかきにくく暑さやのどの渇きを感じにくい傾向があるため、注意が必要です。

 室内でも熱中症になることがあります。窓を開けて空気の入れ替えを行い、場合によってはエアコンを使うなど、室温が上がりすぎないように注意しましょう。

参考:埼玉県ホームページ