コンビニのローソンストア100の「200円弁当」の第3弾で、「のり磯辺揚弁当」が登場し、人気となっています。

 ローソンストア100が2021年に始めた「200円弁当」は第1弾で、ご飯とウインナーだけの「ウインナー弁当」が100万個近く売れて大ヒットしました。

 第2弾もごはんとミートボールのみの「ミートボール弁当」が40万個超えのヒット。その「200円弁当」の第3弾が3月に登場しました。

ウインナー弁当に続く“究極のシンプル”第2弾…216円『ミートボール弁当』第1弾ヒットでスムーズに誕生

 それが「のり磯辺揚弁当」。白いご飯に海苔、その上に青海苔に包まれたチクワが。本来、弁当箱の隅に置かれていた磯辺揚げが、堂々とセンターに置かれ、輝きを放っています。

考案者の林さん:
「クセもないですし、お弁当の横にも入っていますし。嫌いな人もいないのかなと思いまして磯辺揚げにしました。すごく香り豊かな青のりの良いにおいが、鼻に抜けるような感じになりました」

 林さんの狙い通り、発売から3週間で早くも12万個以上を販売。

購入した客:
「ちくわの磯辺揚げが私好きなので」
「磯辺揚げ好きなのでちょっと一回買ってみようかなと思って」
「(磯辺揚げが)好きで、『あ、入っているわ』と思って買ったらお値打ちじゃない?200円で」

 こうしたシンプルな商品を提案し続けるのには、林さんの哲学がありました。

考案者の林さん:
「シンプルにしたほうが色々と客本人の意向で味つけを変えられたり、見た目を変えたり色々とやれる幅が広がる。あえて足し算ではなくて"引き算"。引いていくという形で考えています」

 例えばこのお弁当に、サラダや麺を足すなど、客自身に食べたいメニューを組み合わせてもらうため、余計なものは入れないという考え。

 そんな「引き算の美学」を生かした商品は他にもありました。

(リポート)
「こちらの中華まん。中身はというと…何も入っていません!」

 その名も「具なしまん」、2個入り108円。

 皮だけで売ることで例えばおつまみの缶詰や、あんこなど、好きな具を挟んで楽しむことができるというわけです。

「磯辺揚弁当」や「具なしまん」は全国のローソンストア100で販売されています。