5月11日、愛知県知立市の側溝で遺体が見つかった事件で、遺体は毛布にくるまれた状態だったことがわかりました。発見された当時の遺体の状況についてまとめました。

 11日早朝、側溝に脱輪した状態で見つかったのは、被害者の三浦正裕さん(29)名義の車です。遺体はそのすぐ近く、側溝の中に横向きに倒れた状態で発見され、毛布にくるまれていました。

 そして、遺体の上にはグレーチング=鉄製の側溝の蓋があり、さらにその上には草花が置かれていました。側溝の蓋は近くにあったものを動かしたとみられます。草花は現場の周辺で取ったものとみられていて、向きを揃えて置かれていたということです。

 車の前方には遺体を引きずった跡とみられる血痕がありました。血痕は車の中からも見つかっています。

 三浦さんの遺体には、主に上半身に10か所以上の刺し傷や切り傷があり、腕にも抵抗しようとしてできた傷、いわゆる防御創がありました。

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 車のエンジンは停止していて、カギは全てかかっていました。捜査関係者によると車のカギは見つかっていないということです。