祭人魂 毎週土曜 11:25~放送

伝統ある祭に情熱を燃やす「祭人」に焦点を当て、地元に息づく祭の魅力を浮き彫りにする。祭人魂─古から伝わる「祭」。その土地の「人々」の息吹が感じられ、「魂」が脈々と受け継がれていく

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#311

2020.9.12放送

岐阜 郡上おどりの原点をたどる 前編

上大岡トメさん(イラストレーター)

2022年にユネスコ無形文化遺産登録を目指している
風流踊(ふりゅうおどり)。華やかな衣装で着飾り、
鉦(かね)や太鼓、笛などで囃し、歌い、おもに集団で踊る踊り。
この地方では、愛知県豊田市の「綾渡の夜念仏と盆踊り」、
三重県伊賀市の「勝手神社の神事踊」と並び、
岐阜県郡上市の「郡上おどり」が候補となっている。
郡上踊りはお盆に夜通し踊る「徹夜踊り」で知られている。
歌い踊り続け、賑やかに先祖を迎える。
そんな郡上おどりの原点が実は三重県伊勢市にあった。
江戸時代、日本中から500万人もの人々が訪れたとされる伊勢参り。
郡上からも多くの人々が伊勢を訪れ、その手土産となったのが
郡上おどりの原点だった。
イラストレーター・上大岡トメさんがその原点を辿る。