新型コロナウイルスと100年前に猛威を振るったスペイン風邪を、市民の暮らしで比較する展示会が愛知県豊田市で開かれています。

 会場にはスペイン風邪が猛威を振るった100年前の豊田市と、新型コロナの感染が拡大する現在の暮らしを紹介する資料やパネルなど、84点が展示されています。

 豊田市の稲武地区にあった尋常高等小学校の日誌には、スペイン風邪で児童200人以上が休んだため、臨時休校になったことが記されています。

 スペイン風邪の予防法を紹介する新聞記事からは、人ごみを避けることやマスクを着けるなど、現在と同じような対策が取られていたことが伺えます。

 この展示会は、豊田市郷土資料館で11月29日まで開かれています。