三重県は9日、新型コロナの感染が新たに9人に確認されたと発表しました。三重大学のクラスターで、実習で指導した教員に感染が確認されています。このクラスターで教員に感染が確認されるのは初めてです。

 三重県で新たに感染が確認されたのは、20代から80代の男女9人です。9人は津市が5人、四日市市が2人、桑名市と伊賀市でそれぞれ1人です。

 このうち津市の40歳代の女性は三重大学医学部の教員で、既に感染が確認された女子学生を実習で指導し、接触者としてPCR検査を受け、陽性と分かりました。教員の女性に症状はないということです。

 三重大学ではこれまで医学部の学生23人が感染しクラスターとなっていましたが、教員に感染が確認されたのは初めてです。三重大学のクラスターはこれで24人となりました。

 県によりますと、学内の授業や部活動での接触調査はほぼ終わっていて、県は個々の生活の中で接触者がいないか、さらに調査をすすめることにしています。

 三重県の感染者はこれで236人となりました。