三重県では31日、新たに男女12人に新型コロナウイルスの感染が確認されました。また、鈴鹿市にある特別養護老人ホームで、入所者11人の感染がわかり、県内で5つ目のクラスターになりました。

 新たに感染が確認されたのは、鈴鹿市と四日市市に住む男女12人です。このうち、60代から90代の男女11人は鈴鹿市内の特別養護老人ホーム「伊勢マリンホーム」の入所者で、すでに感染がわかっている介護スタッフの男性と接触して感染したとみられています。

 11人はこれまでに発熱などの軽い症状が出ていましたが、もともと持病を持っている人も多く、新型コロナウイルスと持病の症状との区別が難しいということです。

 この施設では、面会制限などの感染対策をしていることから県は、外部への広がりは少ないとみていますが、職員や入所者など合わせて167人の調査を進めています。

 三重県では8月3日から始まった独自の緊急警戒宣言が期限を迎え、31日、解除されましたが、感染者の確認は続いているため、県民に注意するよう呼びかけています。

画像:NIAID-RML