新型コロナウイルスの影響で、東海3県の8月の倒産件数が2カ月連続で前の年より増えています。

 帝国データバンクによりますと、東海3県の8月の倒産件数は72件で、前の年の同じ月に比べ9件増え、2カ月連続で前の年を上回りました。

 業種別では小売り業とサービス業があわせて39件と半分以上を占め、新型コロナの影響で個人消費が落ち込んでいることなどが要因とみられます。

 9月以降の見通しについて帝国データバンクは「コロナ融資で調達した運転資金が枯渇し始め、事業継続を断念する企業が続出しかねない」としています。