119番通報を受け、消防や救急を出動させる消防指令センター。5年後に名古屋市と海部地域や瀬戸市などが共同運用することになりました。

 消防指令センターの共同運用は、21日の名古屋市議会都市消防委員会で報告されました。

 2025年4月から津島市や弥富市など7市町村を管轄する「海部地方消防指令センター」と「瀬戸・尾張旭消防指令センター」の業務を名古屋市消防局の防災指令センターに集約します。

 近く協定を結ぶ予定で、これにより、消防隊や救急隊を効率的に運用できるようになるほか、名古屋市に業務を委託する側は十数年ごとに数十億円かかるとされる設備更新の費用の削減にもつながります。

 消防指令センターの共同運用は国が後押ししていて、名古屋市は今後も共同運用するエリアを拡げたいとしています。