純白の朝霧が山肌流れ落ちる…熊野古道の峠で『風伝おろし』 盆地の霧が風に乗って峠を越え発生
朝霧が山肌を流れ落ちる幻想的な「風伝おろし」が28日朝、三重県御浜町で見られました。
三重県御浜町と熊野市紀和町の境、世界遺産・熊野古道にある風伝峠で発生した風伝おろし。
峠は風の通り道になっていて、西側の盆地にたまった霧が雲海となり、風に乗って峠を越えるとこの幻想的な光景が見られるということです。
映像からは、風に乗った純白の霧が滝のように斜面を伝っていく様子がよく分かります。
風伝おろしは雨が振った翌日の冷え込みが厳しい朝に現れる確率が高いということですが、いつ起こるかは分からず、運任せ、風任せです。
見られる時間帯は、日差しが高くなり始める午前8時から9時ごろまでが多いそうです。