
アキレス腱を断裂し、一時は引退も頭をよぎった体操の寺本明日香選手。8日に東京で行われる国際大会では、4種目すべてに出場することになりました。
先日の国内大会で復活の演技を見せた寺本明日香選手。
寺本選手(今年7月):
「ケガをしたときは、もう『あっ…終わった』と思いました」
今年2月の代表合宿で起きた全治半年の大ケガ。一時は「東京オリンピック絶望」となりましたが、不屈の精神でリハビリを乗り越え、11月8日ついに国際大会に臨みます。
寺本選手は現在のケガの状態について…。
寺本選手:
「だいぶアキレス腱の痛みもなくなってきて、普段通りの練習に近づきつつある。今回の試合で難度を落として4種目出る」
復帰戦の全日本シニアでは、段違い平行棒のみに出場した寺本選手も、今回は4種目とも出場。大会に向けた合宿中、自由時間に何をしているのかというと…。
寺本選手:
「本当に私たちは(合宿中は)規約というか、言われた通りに過ごしてるし、そこら辺のコンビニとか薬局とかにしか行ってなくて」
そんな中、復帰後初となる国際大会への意気込みを聞いてみると…。
寺本選手:
「やっぱりこの大会は戦いという意味じゃなくて、この状況下の中で試合ができるという喜びとか、日々が当たり前じゃないんだなということを実感するし。コロナ禍の中で、観客ありでやらせていただけるだけでも、すごく私たちは幸せだなと思うので。私たちも楽しんで試合ができたらいいなと思います」