
名古屋市南区で16日、高齢のドライバーを対象にドライブシミュレーターを使った交通安全教室が開かれました。
16日、名古屋市南区の笠寺公民館で開かれたのは、ドライブシミュレーターを使った交通安全教室。参加したのは65歳以上のドライバーで、架空の町を運転し、路肩に停めてある車の死角から人が飛び出してくる危険性を確認したり、信号のない横断歩道では、歩行者の為に一時停止をすることを再確認したりしていました。
参加した75歳の男性は、住宅街を走行中にスピードを出しすぎて対向車とぶつかる場面もあり「スピードの出しすぎや左右の確認を今まで以上に気を付けたい」と話していました。
愛知県警によりますと、高齢者ドライバーによる人身事故は10月末までに3720件起きていて、このうち周囲の安全確認を怠ったことによる事故がおよそ64%と最も多くなっています。
交通事故による死亡者数は11月15日現在130人と全国ワーストとなっていて、警察は今後もシミュレーターを使った安全運転教室を開き注意を呼びかけていくということです。