三重県では11日、新たに男女17人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。また入院中の80代の男性が死亡しました。

 感染が確認されたのは、津市や松阪市に住む10歳未満から70代の男女17人です。

 クラスターになった岡波総合病院では、名張市の20代の男性看護師と伊賀市の40代の女性職員に新たに感染がわかりましたが、2人は感染者が出た病棟と別の病棟を担当していたため、県はクラスターには含まないとしています。

 また、クラスターになっている津市立東橋内中学校の女子生徒1人の感染も確認されました。この中学校での感染者は6人になりました。

 ほかにも、伊賀市の女子中学生の感染もわかり、県は同じ学校の生徒など68人の検査を進めています。

 津市の男子高校生にも感染が判明し、通っている県立高校では接触者などの調査が進められています。

 一方、入院中だった80代の男性が亡くなり、県内の新型コロナに関連した死者は11人になりました。

 鈴木知事は11日の会見で、県庁でクラスターが発生したことに伴う来庁自粛期間を18日まで延長することを明らかにしています。