三重県では16日、新たに17人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。また入院していた90代の女性が亡くなりました。

 感染が確認されたのは、桑名市や伊賀市などに住む10歳未満から80代の男女17人です。

 このうち、朝日町に住む男子高校生は同居する家族4人に感染がわかっていて、濃厚接触者としてPCR検査を受けて陽性が判明しました。

 県によりますと、男子高校生の通う川越町の学校ではこれまでに教職員4人の感染がわかっていますが、この高校生と感染した教職員の接点が確認されていないため、クラスターにはならないということです。

 県は同じ高校の生徒88人を接触者として検査を進めています。

 ほかのクラスターでは、桑名市の介護施設で60代の女性職員、伊賀市の介護老人保健施設で80代の女性入所者2人の感染が新たにわかっています。

 また、入院当初は重症ではなかった90代女性の容体が急変し、15日に亡くなりました。県内の死者は14人になりました。

 三重県の病床使用率は16日時点で45.0%となっていて、感染者は1093人になりました。