愛知県西尾市の市議会議員ら14人が、自粛が求められる中で宴会をしていた問題。「脇が甘かった…」宴会を開いた市議らが謝罪です。

 22日午後、反省した様子で会見場に姿をみせた西尾市の市議会議員たち。

西尾市議会市民クラブの小林会長:
「軽率な行動をとりましたことを、西尾市民に心よりお詫び申し上げます」

石川幹事長:
「(会派の中で)今回の懇親会をやめた方がいいんじゃないかという声は、私は個人的には聞いておりません」

 大人数で宴会を開いたことについて謝罪しました。

 西尾市議会最大会派で自民党系の「市民クラブ」の市議ら14人は、12月18日の夜、コロナ禍で自粛が求められているにもかかわらず、コンパニオンを同席させて飲酒を伴う懇親会を開催。

石川幹事長:
「宴席を自粛している企業がかなりあるということは、十分承知しておりました。ですけれども、我々の脇が甘いと申しますか、慣例化している中で、十分に検温や手の消毒や換気など配慮した上で開催してしまった」

 会には西尾市の中村健市長も、自民党の青山周平衆議院議員とともに挨拶のため出席していました。

中村西尾市長:
「深く反省しているところであります。本来であれば、もっと強く中止を要請すべき立場でありましたので。そもそも行くべきでなかったというのは、ごもっともだと思っております」

 政府が大人数での会食を控えるよう呼びかける中での宴会に、市民は…。

西尾市民の男性:
「そらいかんよ。コロナがこれだけ流行って、会食やっとることがね」

西尾市民の女性:
「中止したほうがよかったと思うんですけど」

別の女性:
「みんなに呼びかけておいて、自分たちがやってるのはちょっと」

 西尾市のホームページには、「飲酒を伴う懇親会」に注意を呼び掛ける市長のメッセージ…。にもかかわらず開かれた議員の宴会。襟を正した行動が求められます。