愛知や岐阜など7府県に緊急事態宣言が拡大されましたが、今後リモートワークなど自宅で過ごす人が増え「買いだめ需要」の増加が見込まれます。

 去年の感染拡大のでは「買い占め」する現象がありました。名古屋のドラッグストアの今を取材しました。

 感染拡大を続ける新型コロナウイルス…去年の流行時、私たちの不安をあおった現象といえば、マスクや消毒液といった衛生用品の買い占めです。

 東海地方でも各地のドラッグストアで多くの棚が空っぽの状態に…。

 SNSなどでデマが拡散したこともあり、トイレットペーパーなどの紙製品も軒並み品薄となりました。リモートワークなど自宅で過ごす人が増えることで、今後再び高まると見られる「買いだめ需要」。

 マスクやトイレットペーパーなどに品薄の心配はないのか、名古屋市内のドラッグストアを訪ねてみると…。

アマノ極楽店の店長:
「こちらがトイレットペーパーのコーナーになります」

 トイレットペーパーの商品陳列棚には隙間なく商品が並んでいました。さらに去年は長期間にわたり売り切れの状態が続いたマスクや消毒液も店頭に。衛生用品にも不足の心配はないといいます。

 他にも去年3月の感染拡大の際は大手メーカーの商品しかなかったため品薄状態となった「使い捨て手袋」。今は、複数のメーカーから商品を入荷していて、在庫も十分にあるということです。

 緊急事態宣言が出ることでこの状況に何か変化はあるんでしょうか。

店長:
「現在は特に大きな変化というか、物がなくなったりということはございません。前回と大きな違いとしましては、皆さんすでにマスクなどの確保が十分に家に在庫をしっかり持っていらっしゃる」

 こちらのドラッグストアでは、マスクに関して1人あたりの購入制限を現在も続けていて、今後万が一、買い占めの兆候が見られればトイレットペーパーなど他の商品についても購入制限を検討しています。

店長:
「冬の感染拡大も考慮して、商品の確保は十分に行なっております。欲しいものを必要な時に購入いただければと思います」