新型コロナの影響で臨時休業していた三重県津市のホテル「都シティ津」は再開のめどが立たず、2月末で営業を終了します。

津市の前葉市長:
「コロナの影響でいよいよもって、とどめを刺されたと申しますか…」

 津市の前葉泰幸市長は1日の定例会見で、新型コロナの影響で臨時休業となっていた都シティ津が2月末で営業を終了することを明らかにし、「津の『都』ブランドがここで一旦幕を引くのは、大変残念で悔しい」と話しました。

 都シティ津は、近鉄グループが運営する「津都ホテル」として1985年に開業、その後、市の第三セクターが経営を引き継いでいましたが、去年6月末で2億8500万円の赤字に陥り、9月からは臨時休業していました。

 ホテルの担当者は「感染再拡大で、需要回復の見通しが立たなくなった」と話していて、市側はレストランなど部分的な利用も含めて、3月から委託先の企業を募る方針です。