
愛知県は2日、新たに101人が新型コロナウイルスに感染したことが分かったと発表しました。また愛知県では、当初、名古屋市を中心に広がっていた感染が県内全域に拡大している傾向にあることもわかりました。
愛知県などによりますと2日、新たに感染が確認されたのは10歳未満から100歳代までの男女101人です。内訳は名古屋市43人、岡崎市10人、豊田市7人、豊橋市6人、一宮市5人、東海市4人などとなっています。
豊田市では、クラスターに認定されている介護事業所で利用者の80代女性と80代男性に感染がわかりました。このクラスターは13人になりました。
また豊田市では、クラスターに認定されている医療機関でも50代男性の患者に感染がわかりました。このクラスターは31人になりました。
2日は、名古屋市の80代女性など高齢者5人が亡くなったことも発表され、県内の死者は410人になりました。
一方、愛知県は2020年11月以降県内の地域ごとの感染者数や割合を発表しました。それによると名古屋市内の感染者数は11月には県全体の49.5%を占めていましたが、1月には38.5%にまで低下したということです。
しかし、豊橋市や蒲郡市などを含む東三河南部は11月が6.4%だったのが11.0%に、豊田市を含む西三河北部は11月の5.0%が6.2%に、あま市や蟹江町など海部地域が3.5%から5.7%にそれぞれ上昇しています。
県の担当者は「当初は名古屋市内を中心に感染が拡大していたが、豊橋市をはじめ東三河で相次いでクラスターが発生するなど、尾張部、三河部と次第に県内全体に感染が広がっている」と話しています。