次の衆院選の愛知2区に、自民党から出馬を予定していた元参院議員の薬師寺道代さんが「コロナの感染拡大を受け医師の活動に専念する」ため、出馬を取りやめます。

 関係者によりますと薬師寺さんは先週、自民党愛知県連の幹部に次の衆院選で愛知2区からの出馬を取りやめる意向を伝えたということです。

 医師の資格を持つ薬師寺さんは、理由について「新型コロナの感染拡大で、去年から医師として活動する機会が増える中、患者を置いて選挙活動を行うのは厳しい。医療に専念する」と説明しています。

 薬師寺さんは2013年の参院選でみんなの党から立候補して初当選し、解党後は無所属で活動していましたが、2019年6月に自民党入りし、愛知2区から鞍替え出馬することになっていました。

 愛知2区では国民民主党の現職・古川元久さんが出馬する見通しです。