三重県は新型コロナの感染拡大に伴う県独自の「緊急警戒宣言」を3月7日まで延長することを決めました。一方で四日市市など3つの市の飲食店への営業時間短縮の要請は延長しません。

 三重県は5日に対策本部会議を開き、県独自の「緊急警戒宣言」を延長することを正式に決めました。また、四日市市、鈴鹿市、桑名市の酒類を提供する飲食店への営業時間短縮の要請は延長しません。

 時短要請の解除が決まった四日市市で話を聞いてみると…。

居酒屋のオーナー:
「解除されてもお客様が出てくるとは思えないですけど。(Q.協力金がなくなることについては?)厳しいですね」

ラーメン店の経営者:
「うれしいですね、解除ということは。だけど、解除したから四日市の街の中で飲み食いができるかといったら、できないと思いますので…」

 緊急警戒宣言の期限は3月7日までですが、三重県は感染状況が早期に改善した場合は、期限を待たずに解除する方針です。

 また三重県は、飲食店とタクシー会社などを含む取引業者を対象にした支援金制度を設けます。

 1か月の売上が前の年から50%以上減った場合、飲食店は1店舗ごとに、取引先は1社ごとにそれぞれ30万円を給付する方針で、県議会で議決後に申請を受け付けます。