岩手県陸前高田市の「奇跡の一本松」。その接ぎ木から育てた松が、3月に名古屋の東山動植物園に植樹されます。

 奇跡の一本松は、2011年3月の東日本大震災の津波でおよそ7万本あった陸前高田市の松原が壊滅する中、唯一残った松で、復興のシンボルとして知られています。

 2012年に枯れましたが、接ぎ木で後継樹が7本育っていて、このうちの1本が、3月下旬に名古屋の東山動植物園に移植されることになりました。

 震災後、支援と交流を続けてきた名古屋市への陸前高田市からの感謝のしるしで、名古屋市は樹木医がいる植物園で大切に育て、接ぎ木で後継樹を増やせれば名古屋城にも植えたいとしています。