
名古屋市教育委員会は15日午後に会見を開き、3月9日、市立中学の中学1年の女子生徒が自殺したと発表しました。
生徒は去年11月から学校にSNS上で嫌がらせを受けていると相談していて、教育委員会は「いじめ重大事態」として第三者委員会で調査を始めます。
名古屋市教育委員会によりますと、市立中学の中学1年の女子生徒は3月9日、学校から下校後の午後7時頃に自殺を図り、およそ2時間後に搬送先の病院で死亡が確認されました。
女子生徒は11月以降、LINEで同じ学校の生徒2人から嫌がらせを受けていることを学校に相談していましたが、女子生徒が具体的な生徒の名前を挙げなかったため、学校は書き込んだ生徒への指導はしていませんでした。
女子生徒は中学入学後、欠席もほとんどありませんでしたが、今年1月以降は欠席や遅刻などが目立つようになっていたということです。
市教育委員会はいじめ重大事態として、第三者によるいじめ対策検討会議を設け、事実関係を詳しく調査するとしています。