三重県では17日、新たに6人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。また、これまでの患者で3人が変異株に感染していたことがわかりました。

 新たに感染がわかったのは、松阪市や桑名市に住む20代から50代の男女6人です。

 このうち津市の40代の女性は県の運転免許センターに勤務する交通安全協会の職員で、すでに感染がわかっている同僚の女性の接触者としてPCR検査を受け、陽性が判明しました。県は運転免許センターに勤務する同僚の警察職員など8人の検査を進めています。

 また桑名市の50代の男女は、市内の同じサービス業の店を利用した客で、すでに感染がわかっている店の従業員2人からそれぞれ別々に接客を受けていました。この店での感染者は合わせて4人になり、県は店の利用客など数人の検査を進めています。

 17日は重症で入院していた80代男性が16日に亡くなったと発表され、県内の死者は65人になりました。

 また、3月中旬に陽性が判明していた30代と50代の3人が変異株に感染していたと発表されました。県は個人の特定につながるとして、性別は明らかにしていません。

 3人とも15日に県内で初めて変異株の感染がわかった男性の接触者として県の検査を受けて、陽性が判明しました。いずれも海外への渡航歴はなく、これまでの検査で3人の接触者の中から感染者が出ていないことから、県は「変異株の感染が広がる可能性は低い」としています。

 三重県の17日時点での病床使用率は19.9%で、感染者は2604人になりました。