名古屋市は19日、新たに12人に新型コロナウイルスの感染が確認されたと発表しました。

 感染が判明したのは20代から80代の男女12人で、家族で県外へ旅行し帰ってきて陽性が判明したケースもあるということです。

 また、市は4人が亡くなったことも発表しましたが、このうち50代の男性は17日に病院で死亡が確認されたあと、感染が判明しました。男性には糖尿病と心疾患の持病があったということです。

 19日に開かれた愛知県の対策本部会議で、名古屋市の担当者は3月の第1週から第2週にかけて新規感染者数が増えたことに触れ、「増加要因は20代の若い人の感染拡大」と指摘し、感染経路では多人数での会食が目立つことを明らかにしました。

 大村知事も「栄や錦だけでなく市全域で昼カラオケやガールズバーなどで感染が起きている」と述べ、県は名古屋市内の酒類の提供を伴う飲食店に3月22日から31日の間、午後10時までの営業時間の短縮を要請することを正式に決定しました。