最大規模の台風による高潮で、愛知県は内陸部の一宮市まで浸水するとの想定をまとめました。

 愛知県では7年前、県独自で高潮による浸水想定を公表していますが、国の水防法改正に伴い、より厳しい基準で作り直すことになっています。

 24日、県の検討委員会で示された案では、過去最大の「室戸台風」級の台風が愛知県に接近した場合、弥富市や飛島村など「ゼロメートル地帯」の沿岸部や、西尾市、豊橋市などでは、高潮により5~10mの浸水が発生するとしています。

 また、河川の水位の上昇により堤防が決壊し、一宮市や稲沢市、北名古屋市など、尾張地方では内陸部まで浸水すると想定しています。

 この浸水想定は3月末に正式に公表され、今後市町村はこの想定を元にハザードマップを作成します。