愛知県の北名古屋市は地元の県立西春高校と、災害時に生徒によるボランティア活動や、教職員による避難所運営の協力などを盛り込んだ協定を結びました。

 協定では、コロナ禍で避難する場所が不足していることを受け、西春高校の体育館や武道場を避難所として正式に位置付けることや、教職員がその開設や運営に協力することなどが盛り込まれています。

 また、災害時に生徒がボランティアとして活動したり、避難所生活を送る小中学生の勉強の支援を担ったりするなど、市と高校の協力を通じて防災教育に繋げたいとしています。

 北名古屋市の長瀬保市長は「南海トラフ地震への備えを進める中、高校と住民が一体となって自然災害に立ち向かう地域にしていきたい」と話しています。