三重県志摩市の志摩マリンランドが31日、51年の歴史に幕を下ろしました。

 1970年に開業した志摩マリンランド。「マンボウの泳ぐ水族館」として愛され、ピーク時の1982年には年間40万人が訪れました。

 しかし、施設の老朽化や長年の赤字から31日で閉館に。

 名物の海女による餌付けでは、カンパチやトチザメなど50種類の生き物たちに餌をあげた後、来場者に向け感謝の言葉が贈られました。

 31日午後6時ごろ、スタッフに見送られ最後の来場者が志摩マリンランドを後にしました。

来場者:
「残念ですね。もったいないなと思います」

別の来場者:
「魚たちの行き先がだいぶ決まったと聞いたので、安心しました」

志摩マリンランドの里中館長:
「水族館の老舗として役割を全うできたことを誇りに思います。51年間ありがとうございました」