名古屋市は、緑区の市立小学校で児童の緊急連絡先や住所など、33人分の個人情報が入ったファイルを紛失したと発表しました。

 名古屋市教育委員会によりますと、緑区の市立熊の前小学校で4年生の1クラス33人分の個人情報が入ったファイルを紛失したということです。

 ファイルには児童の氏名、生年月日のほか、住所や電話番号、保護者の勤務先や緊急連絡先などが書かれた紙が入っていました。

 職員室のキャビネットに鍵をかけ全校分のファイルを保管していましたが、3月22日保護者に連絡をするため担任の男性教師がファイルを取り出したあと、行方がわからなくなったということです。

 ファイルは外部に持ち出してはおらず、これまでに個人情報が悪用された形跡は確認されていませんが、学校は各家庭を訪問して保護者に謝罪しました。

 小学校側は個人情報が入ったファイルを使用する際、管理職に報告をするなど再発防止につとめるとしています。