名古屋市は8日、新たに57人に新型コロナへの感染が確認されたと発表しました。経路不明の感染者のうちの1人は緑区役所を訪れた市民で、区役所内で感染した可能性があるということです。

 名古屋市が新たに新型コロナへの感染を発表したのは、10歳未満から90代の57人です。

 このうち3人は、これまでに20人の感染者が出てクラスターになっている職場の同僚です。また、16人の感染が発表されている緑区役所の職員も3人含まれています。

 さらに感染経路が分かっていない感染者の1人は、4月に入ってから緑区役所の市民課を訪れ、受け付けられるまで2時間ほど庁舎内で待っていたということで、市はこの時に感染した可能性もあるとしています。

 名古屋市の8日の新規感染者数は、103人だった7日と比べおよそ半分に減りましたが、同じ木曜日で比べると先週や先々週より5割以上増えていて、増加傾向が顕著になっています。