お土産売場にコンシェルジュ導入…中部国際空港の『銘品館』がリニューアル 客の要望に合った商品を提案
中部国際空港のお土産売り場がリニューアルしました。
中部空港3階の「銘品館」が9年ぶりの全面改装。新たに2つのスイーツブランドが登場しました。
そのうちの1つ、「東京ばな奈」のメーカーと雑誌「Hanako」がコラボしたお店『喫茶店に恋して。』は、「クリームブリュレタルト」が絶品とのこと。
もう1店舗は、「うなぎパイ」で有名な春華堂が手掛けるパイ専門店『coneri』。小倉トーストやえび天などの名古屋らしい味も揃います。
コンシェルジュ:
「こしあんにパイ生地で。うちのスタッフにも大変好評です」
客に商品の説明をするのは、リニューアルに合わせて導入されたコンシェルジュ。メーカーごとの対面販売をやめ、客の要望に合った商品を提案します。
女性客:
「すごく身近な感じに紹介して頂いたので、参考になりました」
また、新型コロナの対策として通路の幅を2メートル30センチに広げ、商品を手に取りやすい配置にしました。
しかし、リニューアル初日は店を訪れる客は少なめ。新型コロナの影響で国際線の運航がわずか週12便にとどまるなど、厳しい状況が続く中部空港。
現在、空港内に103店ある飲食店や物販店のうち約4割が休業しています。昨年度の売上は、前年の2割ほどの水準に落ち込みました。
担当者は「お客さまが戻ってくるスピードが見通せない中で、お店の中で待っているだけじゃダメだろうと。このお店で空港全体を盛り上げたい」と話しています。