休暇先で楽しみながら働く「ワーケーション」の新スポットが誕生です。

(リポート)
「ちょっと洒落たこの建物、実はトレーラーハウスなんです、しかしアウトドア用の施設ではありません。このすぐ横には長良川鉄道のホーム、そして駅があるんです」

 休暇先で楽しみながら働く「ワーケーション」を推進する企業が、関市の長良川鉄道・関駅に、異なる職業の人が利用できるワーキングスペースを完成させました。

 施設は地元木材を使った仕事がしやすい空間となっていて、関の刃物のペーパーナイフに、美濃和紙の提灯、郡上八幡の食品サンプルなど、県産品が飾られています。

 4席が設けられ、冷暖房、Wi-Fi完備、1時間500円から利用できます。

長良川鉄道の日置社長:
「利用者がこういうスペースを利用されるということと共に、鉄道を利用していただくと。観光していただくとか、そういうことも含めて、いろんな可能性があるのではないかと思っています」

 今、全国的に活発化するのが観光地で仕事をするワーケーション。

 乗客数の減少を観光列車「ながら」などで立て直してきた長良川鉄道は、新型コロナの影響でリモートワークが増える中、都市部の企業の社員に関市に滞在してもらい、沿線の観光地への誘客にもつなげたいとしています。

 長良川鉄道では、同様のワーキングスペースを14日に美濃市駅、19日に郡上八幡駅にもオープンする予定です。