13日、名古屋市港区で古物商の男性が2人組に現金およそ300万円を奪われた事件で、男性が偽の買取依頼のメールで現場におびき出されたとみられることがわかりました。

 警察によりますと、13日午後5時前、名古屋市港区金船町で、古物商の男性(38)が2人組に突然、顔にスプレーをかけられ現金およそ300万円などが入ったカバンを奪われました。

 その後の捜査関係者への取材で、男性は買取依頼のメールをもとに事件現場近くの住宅を訪れた後に、強盗の被害にあっていたことが新たにわかりました。

 メールには、実在する住所が記載されていましたが、依頼者の名前はすでに死亡している人物だったということです。

 警察は、何者かが偽の買取依頼のメールで男性をおびきだしたとみて、逃げた2人組の行方を追っています。