高齢者の新型コロナウイルスのワクチン接種が、14日から愛知県でも「名古屋市中区の80歳以上」を対象に接種が始まりました。

 14日、中区役所にある中保健センターで始まった名古屋市の高齢者へのワクチン接種。

 事前に予約したおよそ200人が会場へ。4月の供給量は限られているため、名古屋市は対象を「中区在住の80歳以上」に限定し、集団接種でスタートしました。
 
ワクチン接種に来た男性:
「全然痛くなかった。一安心はしましたね。密にならないようにやってましたよ」

 高齢者への集団接種の実施は東海3県で初となりましたが、混乱はなく、それぞれ案内されたブースで行われた接種は数十秒ほどで終わり、スムーズに進みました。

 まだ奥さんが80歳になっておらず、1人で接種にやってきたという男性は…。

ワクチンを受けに来た男性
「全然打ったとき痛くなくて、あっという間に済んで拍子抜けでした。みんなが早く全員打って安心できる日がくるといいですね」

 14日はおよそ200人が接種を受けていますが、午後3時半までに副反応の報告は入っていないということです。

 名古屋市では今後、市内の75歳以上およそ32万人に4月19日に、65歳から74歳までのおよそ27万人に、その3日後の22日にそれぞれ接種券を発送。

 5月12日から、市内すべての65歳以上の高齢者を対象にした集団接種を始め、下旬にはかかりつけ医などでの個別接種をスタートする予定です。