三重県で16日に医療従事者向けとして新型コロナウイルスのワクチン接種をした女性が、接種後に一時意識を失っていたことがわかりました。

 県によりますと、50代の女性は4月16日に医療従事者向けのワクチン接種をしましたが、およそ15分後、椅子から立ち上がる際に意識を失ったということです。

 女性は接種の担当職員からの呼びかけにも反応がありませんでしたが、心臓マッサージを受けて、まもなく意識は回復し、およそ2時間後には通常通り歩くことができるようになったということです。

 女性には慢性蕁麻疹やアトピー性皮膚炎などの基礎疾患があり、県内6例目のアナフィラキシーの疑いとして、厚生労働省がワクチン接種との関連を審議することにしています。