29日からGWが始まります。去年に続き、今年も新型コロナが猛威を振るう中、家族で楽しくという人たちが買い求めるアイテムがありました。

 今年は飛び石連休になってはいますが「昭和の日」から「こどもの日」までの7日間、さらに平日に2日休んだ場合は11連休になります。新型コロナの影響で、皆さんどう過ごすのか聞いてみました。

70代男性:
「ゴールデンウィークは孫と山登りに行きます。去年は家にテントを張って過ごしました。遠くは行けないので近場の山に」

40代の男性:
「特に何もないですよ、どこにも行かないです。必要最低限の買い物と、家で片付けでもできたら」

70代男性:
「子供(孫)が産まれたもんで、お祝いに行かなきゃいかんかなと思ったんですけど、ちょっと無理ですね。子供を抱いて、じいちゃんだよって言いたい」

 ステイホームの呼びかけと共に、緊急事態宣言下でのゴールデンウィークとなった去年と同じく、「自宅で過ごす」という人が多くを占めました。

 厳しい状況にあるのが旅行業界です。愛知県日進市の旅行代理店では、ほとんどの予約がキャンセルになった去年に続き、今年もほぼキャンセルという壊滅的な状態に。

 愛知で「まん延防止措置」が適用されたことで多くのキャンセルが出ましたが、大阪や東京などへの緊急事態宣言の発出によって、さらに大きな打撃を受けたということです。

シティツアーズの担当者:
「今の状況ですと、なかなか皆さんお出かけしづらい状況が続くのではないかと思っています。まん延防止措置ですとか、県をまたぐ移動の自粛要請がありましたので、思ったように売上をつくることができない状況が1年以上続いております」

 旅行にも行けず、外出も憚られるコロナ禍の中でのゴールデンウィーク。それでも楽しく過ごしたいと、今注目されているのが、外へ行かなくても工夫次第でアウトドア気分を味わえる「おうちキャンプ」です。

 インスタグラムでも注目を集めるおうちキャンプグッズを、ジェイアール名古屋タカシマヤで聞きました。

 今年2月にオープンしたリビンググッズのお店では、ハンモックが人気に。身体が包み込まれ、リラックス効果も抜群ですが、お値段17万3800円。高額商品にもかかわらず、1カ月で売れた数はなんと30台。旅行などで使うはずだった費用をあてて、奮発する人がほとんどだといいます。

 タカシマヤの隣のゲートタワーで売れているのは解体したダンボール箱のようにも見えるキット。中に好きな食材を入れて付属するスモークウッドを使って1時間ほど燻せば、簡単に燻製が楽しめるという商品です。

 このほか、直火でパンを焼くトースターも本来は焚火で使うグッズですが、自宅のコンロでも使えるため、おうちキャンプ用に買っていく人も多いといいます。

 我慢のゴールデンウィーク。工夫次第で楽しく過ごせそうです。