名古屋市は、コールセンターに電話が繋がりにくいなど問題が続発した新型コロナワクチンの接種予約について、コールセンターの回線数を増やすなど対策を取る方針を示しました。

 名古屋市の新型コロナワクチンの接種予約を巡っては、コールセンターに電話が繋がりにくかったり、WEBサイトが分かりにくく、多くの高齢者が相談をしに区役所へ押し寄せるなど混乱が生じました。

 7日、こうした事態の改善を求めた自民党名古屋市議団に対し、市の山田俊彦健康福祉局長はコールセンターの回線数を6月1日には現在の125から200に増やしたり、キャンセルなど予約とは別の用件を受け付ける電話の窓口を5月中に設けたりする考えを示しました。

 また、早ければ6月中にも始まる65歳未満の一般市民およそ140万人への接種券の送付について、年齢などで10段階程度に分けるなどして予約が一時期に集中しないよう工夫するとしています。

 自民党の市議からはさらに、愛知県が県営名古屋空港のターミナルビルを用意するように、名古屋市としても独自に集団接種の大規模な会場を確保すべきといった注文が出されました。