三重県では7日、新たに53人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。また、変異株には3人が感染していたことがわかりました。

 新型コロナウイルスの感染がわかったのは、津市や四日市市などに住む10歳未満から90代までの53人です。

 大台町の50代男性は県内の介護施設の職員で、発熱などの症状が出たため、検査を受けて陽性が判明しました。県は男性が勤務していた介護施設の職員と利用者、合わせて62人の検査をしています。

 度会町と伊勢市の70代から90代の男女4人はクラスターになっている特別養護老人ホーム「わたらい緑清苑」の入所者で、一度陰性が確認されていましたが、入所者と職員全員の再検査を進めていたところ、陽性が判明しました。この施設での感染者は24人になり、県は残り50人ほどの再検査を進めています。

 県外に住む20代女性は、5月1日から県内の親族の家に滞在していて、喉の痛みの症状が出たため検査を受けたところ、陽性が判明しました。女性は2日間にわたって滞在先の親族らと食事会などをしていて、県はこの女性と一緒に食事をした親族12人の検査をしています。

 7日は変異ウイルスに感染していた80代女性が6日に亡くなったことも発表され、県内の死者は89人になりました。変異株に感染した死者は11人目です。新たな変異ウイルスの感染は、これまでの陽性患者で50代と60代の男女3人に判明しました。

 三重県の7日時点の病床使用率59.2%で、感染者数の累計は4028人です。