緊急事態宣言で、お酒が欠かせないビアガーデンにも大きな影響が出ています。

 名古屋・栄の三越屋上にあるビアガーデン「マイアミ」。例年、4月下旬ごろオープンし、涼しい屋外でビール片手に楽しむお客さんで賑わってきました。今年も4月26日から営業を開始。ゴールデンウィーク期間中は多い日で200人ほどが来店したといいます。

 しかし12日からの緊急事態宣言で愛知県内全ての飲食店にアルコールの提供中止が求められることに…。「ビアガーデンでビールが提供できない」事態となってしまいました。

ビアガーデンマイアミの常務:
「ビールが出せないのであれば、お休みするのもやむなしかと。31日までは休業させて頂くことを決めました」

 オープンわずか16日にして休業することを決定。去年は3か月しか営業できず売上は例年の2割程度。今年こそはと、アルコールの設置はもちろんセルフレジも導入し万全のコロナ対策をとっていたばかりに落胆は隠せません。

ビアガーデンマイアミの常務:
「断腸の思いで休業を決めたわけなんですけども。それについては致しかたないということですね。またマイアミを楽しんで頂ける、そういった準備だけは整えていこうと思います」

 一方「ビール以外」のメニューに活路を見出そうとする店も…名古屋市千種区の「浩養園」。4月23日からテラス席でのビアガーデンを始めましたが、こちらも12日からは一旦中止します。その代わりに行うのが…。

名古屋ビール園の支配人:
「焼肉の食べ放題というコースにさせていただきました」

 メニューをこれまでのアルコール飲み放題とジンギスカン食べ放題から、ファミリー層をターゲットにした焼肉食べ放題にリニューアル。アルコールの提供なしで屋内レストランの営業は続けます。

名古屋ビール園の支配人:
「ビール園でビールが出せないのは非常に厳しいので、早く美味しい生ビールを飲んでいただけるようになってほしいですね」