愛知県では13日、新たに624人に新型コロナウイルスの感染が確認されました。このうち名古屋市は269人で、1日に確認された新規感染者数としては過去最多となっています。愛知県全体としては、2日続けて600人を超えました。

 県などによりますと13日は、新たに624人に新型コロナウイルスの感染が確認され、名古屋市が269人、一宮市が31人、豊田市が29人、豊橋市が23人、岡崎市が22人、その他の市町が250人となっています。名古屋市の269人は、市内で1日に確認された新規感染者数としては過去最多です。

 5月12日までの7日間における1日あたりの平均では、新規感染者数は494.0人、このうち70歳以上が58.4人、入院患者数は778.4人、重症者数は47.6人です。

 5月5日までの7日間における1日あたりの平均陽性率は11.0%で、3月31日以降の第4波での経路不明の割合は46.4%です。

 5月12日時点での入院者数は853人、重症者数は57人です。3月31日の第4波以降で病床使用率が70%を超えるのは初めてです。

 愛知県の新型コロナ患者の専用病床は1215ですが、11日まではこれ以外の病床に入院していた患者もカウントされていたため、実際の使用率より高くなっていたとして、県は12日からは1215床に対する使用の割合に変更しました。12日時点の入院者数853人のうち、783人が専用病床を使っているとして、病床使用率は64.4%としています。

 また12日に、変異ウイルスの感染判明者数として233人と発表されましたが、検査は286件実施した結果で、陽性率は81.5%だったということです。