三重県では25日、新たに28人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。

 感染がわかったのは、四日市市や鈴鹿市など住む10歳未満から90代までの28人です。

 木曽岬町の40代男性は県内にある金属加工工場の従業員で、職場の同僚が感染したため検査を受けて陽性が判明しました。

 この会社ではこれで従業員5人に感染がわかったため、77例目のクラスターとして、県が残りの従業員5人の検査を進めています。

 また、四日市内の保育園に通う男の子は、家族と一緒に親族の家を訪ねていて、その後親族に感染がわかったため、検査を受けて陽性が判明しました。この男の子は、親族の感染がわかるまでは登園していたため、市が園児など26人の検査を進めています。

 ほかにも、クラスターになっている度会町の特別養護老人ホーム「わたらい緑清苑」の女性職員と男性入所者に感染が新たに確認されました。2人ともこれまでの検査で陰性が確認されていましたが、症状が出たため再検査をしたところ、陽性がわかりました。

 また、県内の感染者には含まれませんが、桑名市の20代女性は、市内にある「名古屋アンパンマンこどもミュージアム&パーク」の従業員で、職場の同僚が感染したため検査を受けて陽性がわかりました。

 県によりますと、この施設の感染した従業員はこれで5人になったため、県は76例目のクラスターとして従業員の検査を進めていて残り12人の結果を待っています。

「名古屋アンパンマンこどもミュージアム&パーク」のHPでは25日までにあわせて8人のスタッフに感染が判明しているとしています。従業員の感染を受けて、25日から6月6日まで臨時休園しています。

 三重県の25日時点の病床使用率は36.2%です。