新型コロナウイルスに感染し宿泊施設での療養を希望した聴覚障害者に対して、愛知県が「意思疎通が難しい」として拒否していたことがわかりました。

 愛知県によりますと今年4月下旬、新型コロナに感染した聴覚障害のある男性が宿泊施設での療養を希望しましたが、県は体調を確認する際など連絡は原則電話で行っていることから、「意思疎通が難しい」として入所を拒否しました。

 男性は結局自宅で療養したということです。その後、聴覚障害者協会から改善を求める要望があり、県は6月1日から聴覚障害者の場合は安否確認でメールを使うなど対応を改め、男性に対しても謝罪したということです。