2017年にトヨタ自動車の男性社員が上司のパワハラが原因で自殺した問題で、会社側がパワハラを認め、遺族と和解していたことがわかりました。

 2017年に社員寮で自殺したトヨタ自動車の当時28歳の男性社員は、上司から「こんな説明ができないなら死んだ方がいい」などと日常的にパワハラを受けていたとして、豊田労基署が2019年に労災と認定していました。

 トヨタは男性の自殺とパワハラとの因果関係を認め、今年4月に遺族と和解していて、豊田章男社長が2度にわたって遺族のもとを訪れ、直接謝罪をしたということです。

 トヨタはパワハラ行為への懲罰規定を明確に定めた就業規則の改定など、再発防止に向けた取り組みを進め、風通しの良い職場風土を築くよう努力を続けるとしています。