
愛知県春日井市で、電動三輪バイクのシェアが始まりました。
春日井市を走るサボテンカラーのバイク「Digital Mobility GOGO!シェア」。6月から始まった電動三輪バイクのシェアサービスです。
シェアバイクを企画した井原さん:
「コロナ禍でみんなと一緒に密集して移動したくないから、1人で気軽に乗れる乗り物ないかなという声を聞いて、開発を始めました」
ちょっとした移動に便利だと、街で話題となっているシェアサイクル。しかし『電動三輪バイク』のシェアは全国で初めてのことです。
借りられる場所は、JR中央線・勝川駅前にあるポートと呼ばれる駐輪場。1回の利用で最大3日間乗ることができ、利用後はポートに返します。利用料は現在検討中ですが、8月いっぱいまでは無料だということです。
前輪が2つあり、法律上は「ミニカー」扱いとなるため、運転に必要なのは普通免許。それと免許登録などをした後に受け取る会員カードで、これをかざして解錠します。ヘルメット着用は任意となります。
開発したのは国内外で活躍する現役カーレーサー、井原慶子さん。この三輪バイクには女性レーサーならではの心遣いが詰まっています。
井原さん:
「普通のバイクは80~100kgなんです。このバイクは20kgぐらいで、大体4分の1とか5分の1の重さなので、女性でも簡単に持ち上がる。向きを変えるときとかに簡単に変えられます」
軽さを追求し、車体はアルミで製作。三輪なのでバランスがとりやすく、女性やお年寄りでも簡単に乗ることができます。環境に配慮して、動力は電気にこだわりました。
井原さん:
「皆さんがこれで移動することによって、コロナを防げたりとか、カーボンニュートラルに貢献できればいいなと思います」
今後は、春日井市内の商店街のお得情報などが見られるアプリ「かすがいGOGO」からも借りられるようになるほか、市内のポートを5カ所に増やす計画もあるということです。