大村愛知県知事のリコール署名運動を巡り、寄付した名古屋市の60代の男性が、団体トップの高須院長を提訴しました。

 愛知県の大村知事へのリコール運動で、受任者として参加した名古屋市の男性(62)は去年10月、リコール団体に10万円を寄付しました。

 しかし、男性は「不正署名のために使われたのは横領罪・詐欺罪に該当する」などとして、10日にリコール団体の会長である高須クリニックの高須克弥院長を相手取り、返金を求めて名古屋簡裁に提訴したということです。

 リコール団体への寄付金はおよそ5000万円にのぼりますが、男性は会見で寄付をした人全員に全額返すべきとの考えを示しています。

 高須院長は弁護士を通じ「不当な要求には屈しません。徹底的に争います」とコメントしています。