新型コロナワクチンの接種が各地で進んでいますが、名古屋・栄では観覧車がシンボルの「サンシャイン栄」で職域接種が始まりました。

 打ち手を務めたのは、ビルに入る心療内科クリニックの看護師などです。

ひだまりこころクリニックの理事長:
「(心療内科は)直接治療はできないが、ワクチン接種であればできると」

 クリニックの呼びかけで希望を募ったところ、名古屋駅の地下街「エスカ」のテナントやタクシー会社、弁護士会に青年会議所など、42の企業や団体が接種対象に。国への申請段階で、およそ16万7000人に上るといいます。

接種した人:
「馴染みがあるところでやって頂けるのはいいかなと思います」

別の人:
「早期に接種ができて非常に助かる。ありがたいですね」

 大規模接種会場となっている「バンテリンドームナゴヤ」では、名古屋市など5つの市の住民が対象で、5日は尾張旭市のおよそ500人に接種が進められました。

 接種自体はほかの会場と変わりありませんが接種後、外野スタンドに入ることができます。

接種した市民:
「1カ月後に2回目を打つので。早く野球の試合も見に行きたいです」

別の市民:
「やっぱり歓声があって、おいしいものを食べている子供たちがいるのがいいですよね」

 愛知県によると、運が良ければ選手が練習する風景に遭遇することもあるというドームでの大規模接種。デーゲームの開催日などを除き、9月30日まで実施予定です。