静岡県熱海市の土石流災害で救助活動にあたった三重県警の機動隊員が、凄絶な現場の様子を語りました。

広域緊急救助隊の佐藤小隊長:
「土砂が2mぐらいあるところで、こっちから徐々に掘り進めている状態ですね」

 派遣された機動隊員24人は、3日間にわたって行方不明者の捜索を行い、重機が入れない現場で遺体を発見した際に、手作業で土砂を取り除いた活動などについて報告しました。

広域緊急救助隊の佐藤小隊長:
「(遺体を)土砂の中から出すのにかなり時間を要しまして、6時間ぐらいかかりました。少しでも早く土砂の中から出して、家族のもとに返してあげたいなという気持ちで活動しておりました」

 隊員は「三重県内にも熱海市の現場のように、山の斜面に家がある地域があるので、早めに避難をしてほしい」と話していました。

※画像は三重県警提供