泳ぎながら口を開けるイルカ…。実は「あくび」でした。

 三重大学大学院の森阪匡通准教授らの研究グループが、愛知県の南知多ビーチランドのハンドウイルカ3頭をおよそ120時間にわたって観察した結果、目を閉じかけたりゆっくり泳いだりする際に、あくびのような行動が5回確認されました。

三重大学大学院の森阪准教授:
「イルカでもあくびっぽい行動というのが眠い時に起こっていると示せた。人で言われている『眠い時にあくびをして、それで少し目を覚ます機能がある』のではないか」

 この研究結果は6月に国際的な専門誌に掲載され、三重大学によると、水中で生活する哺乳類のあくびが観察されたのは世界で初めてだということです。

※画像と動画の一部は榎津晨子さん撮影
※動画の一部は南知多ビーチランド提供