岐阜県が設置する大規模接種会場で、24日から外国人を対象としたワクチン接種が始まりました。

 可児市の岐阜医療科学大学では、午前9時からブラジル人やフィリピン人など外国人を中心におよそ550人が新型コロナワクチンの接種を受けました。

 会場ではポルトガル語や英語などの12人の通訳が、予診などをサポートするほか、案内表示も3カ国語が使われています。

 岐阜県ではコミュニケーションに時間がかかることなどから、外国人については優先して接種を進める方針を示していて、今回、通訳などの体制が整えられる大規模接種会場での実施に至りました。

 この会場は、美濃加茂市や可児市などの外国人を対象に、6日間の日程で設置され、予約などについては各自治体が受け付けるということです。